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その頃のミライ5
「ミライ、あれって、は・・・。」
「イル姉、何でも見なかった。」
イルドは女神ミライに何かを言おうとしたが、彼女は食い気味に遮った。
「ブラウン?何でそんな名前付けたんだい?」
「キミちゃん、それはね・・・。」
イチカはマダムに耳打ちをした。
「・・・あー成る程。アタシらは会った事がないからね。」
「お義父さん、何か知ってる?」
「うむ、ブラウン・・・もしかして、ブラウン・ライスかの?確かミライちゃんの母親の名前は玄・・・。」
「ミト様・・・お祖父様?」
ミライは物凄い圧を放っていた。
「触れちゃ、いけないみたいね・・・。この話は終わりよ。それよりも折角皆居るのだから次の企画でも話し合わない?」
レイモンド社長がそう言うと不機嫌だった、女神は次の企画について話し始めたのであった。




