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その頃のミライ3
「ミライ、このNPCに使われてるAIのモデルは誰だい?」
「・・・。」
マダムの質問にミライは無言を貫いた。
「そんなに言いたくないのかい。イチカ姉さん、フタバ姉さん、誰だか解るかい?」
マダムは自身の姉2人に確認をした。
「私は知らないね。」
「知ってるけど・・・ミライちゃん・・・依頼主が言いたく無いみたいだから、開示は出来ない。」
「縁者なのは間違いなさそうじゃな・・・。」
「あー、説明してないのか。」
白衣を着た幼女は自分について話し始めた。
「モデルになっている人物は、この子の母親だよ。」
「!?」
この部屋に居る全員が驚いた。




