829/832
その頃のミライ2
本日2話目
「あのNPC達は・・・アタシの祖母、曽祖母、高祖母をモデルとしてます。」
「うむ、それは解っておる。」
「私達は何で、あの方達をモデルにしたかを知りたいのよ。」
「それは・・・。」
ミライは言い淀んだ。
「ミライ、アンタまさか、最終的に人を造ろう何て考えてないだろうね?」
マダムはミライを睨みながらそう言い放った。
「・・・キミコ伯母様、私とて流石にそんな事は出来ませんよ。神様じゃないんですから。」
「そうかい・・・所でアンタ、何で敬語なんだい?」
「一応、今はビジネスの場なので。」
ミライは張り付いた笑顔でマダムに返事をした。
「あれ?皆揃ってるの?」
白衣を着た幼女が部屋の中に入ってきた。




