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その頃のミライ
ナラ達が46階層に入った頃
「失礼します。」
会議中の部屋にミライが現れた。
「皆様、お忙しい所お集まり頂き誠にありがとうございます。」
「そう言うのはいいよ。さっき、旦那がやろうとしてキミコに止められてたし。」
「そうだよ、今、社員や株主とは言え、親戚しか居ないんだからさ。」
フタバとマダムがミライに言った。
「いいえ、そう言うわけには・・・。」
「ミライちゃんや、あのNPC達は何じゃ?」
「あのNPC達は・・・。」
ミトの問いにミライは、いつに無く真面目な表情で返答をし始めた。




