827/832
セントの塔46階層8
私達は46階層にやって来た。
「ほな、試し撃ちしようか。」
「何で私まで・・・。」
メディさんが、何故かレイカさんも連れて来た。
「ウチ特製の魔法銃の使用感を魔法使いタイプのプレイヤーからの意見が欲しいから連れて来る。」
「・・・一丁譲りなさい。」
「嫌や。自分ウチらに何したか忘れたんか?」
他のプレイヤーと取引ができない様にした件とかな?
「・・・。」
「まあまあ、素材等は他のプレイヤーから購入出来るようになったんだからさ。」
ネームドさんが、メディさんを宥めようとしている。
どうやらレイカさんは他のプレイヤーへの圧力をやめた様だ。
「権平は甘いな。」
「誰が、権平だ!名前はあるぞ!」
メディさん、私に魔法銃を売ってくれませんか?
「良えけど、自分、召喚と付与を除いたら、あの魔法しか使えんやろ?」
それなんですけど・・・って出来ます?
「・・・今の所、難しいなぁ。ミライが居れば、どうにか出来るかも知れへんけど・・・。」
ミライか・・・どこへ行っちゃったんだろ?




