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顧問弁護士:海堂一花1
ミライが会議室に入った数分後、ノック音が響いた。
「どうぞ。」
「失礼します・・・久しぶりね、ミライちゃん。」
スーツを着て眼鏡を掛け、風呂敷を持った女性が会議室に入って来た。
「お久しぶりです、お待ちしておりました。先生。」
ミライは立ち上がりお辞儀をした。
「先生ね・・・そう呼ぶって事は、姪では無くてクライアントとしてよね?」
「はい、海堂一花先生。」
「それで、どんな相談?」
「それは・・・。」
ミライは今回の件について顧問弁護士に話したのであった。




