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セントの塔41〜44階層24
『攻撃は届いてる筈っスけど・・・ありえるか?』
何があり得るの?
『レアの個体っスよ。』
よし、是非仲間に!
『ダメっスよ。手持ちの召喚石を全て使い切っても勝てるか判らない相手っス。』
そんな・・・。
『本格的に捕捉される前に次の階層に行くっス。ポラ公、頼むっス。』
「くまぁ!」
ポラリスちゃんが私とファンシーさんを背中に乗せて走り出した。
ポラリスちゃんは、しばらく走っていたけど・・・。
「くまあ!!」
突然止まったと思ったら、私とファンシーさんを掴んでそのまま投げた。
何で!?
「契約者よ、急いで次の階層へ行け!」
クヌチさん、何で出てきてるの?
「黒猫殿に聞くと良い。DOGUU殿、契約者を遠くへ。」
クヌチさんがそう言い放つとDOGUUが出現し、私とファンシーさんを乗せて次の階層の方へと動き出した。




