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セントの塔41〜44階層3
少し歩くと、ゾンビや半透明の何かもとい、霊体のモンスターが出現した。
クロちゃん、ヤッシーを爆発させてもダメな理由って・・・。
『霊体のモンスターにはヤッシーの大爆発は入らないっスけど・・・。』
けど、何?
『御主人は大変有難い数珠を持ってるから戦うまでもないっスよ。』
それじゃ・・・何が原因?
『御主人、考え事してると危ないっスよ?』
クロちゃん、答えを教えてくれる?
『ネタバレ良いっスか?』
うん。
『それは・・・御主人、しゃがむっス!』
急にどうしたの!?
『このままだと間に合わないっスね。仕方ないっス。』
クロちゃんがそう言った瞬間、私の頭の上に何かが落ちてきて私はそのまましゃがんだ。
「間に合ったっス。」
頭の上にぶつかったのはクロちゃんだった。
「アレを見るっス。」
クロちゃんは近くにあった木を指した。
その木は、丁度、私の頭の高さ位のところが抉れていた。
何が起きたの?




