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セントの塔38&39階層3
私達は手から解放されると37階層のシークレットエリアにいた。
目の前には虎柄の龍もいる・・・
これで、藍色の守護者なんだよね・・・。
「アイのオルロフよぉ!オルちゃんでお願いね。」
それで何の用ですか?
「アナタ、アタシの召喚石受け取ってないわよね?」
あれ?未実装の筈では?
「アタシのモデルの人に無理言って実装して貰ったのよぉ。これね。」
藍色のサングラスを受け取った。
「あれ?黒猫ちゃんは出てないの?お礼がしたいんだけど・・・。」
クロちゃんにお礼?
「ええ、シークレットエリアを実装する為に黒猫ちゃんが大分働いたみたいね。」
女神様じゃなくて、クロちゃんが?
「そうよ、プログラムのアタシが言うのは変だと思うけど、人間である女神様を休ませる為に黒猫ちゃんが代行したらしいわ。」
あー、だからログインした時に妙に疲れてたのか。
私はクロちゃんが疲れていた理由を知り納得した。




