イベント2:見破れ!メタモルフォーゼズ5
イチカは???の魔法:熱線によって倒された。
サイカは???の技:剣の舞踏により倒された。
シュカは???のスキル:???によって倒された。
イベントが始まって早々にこのログが流れた。
近くにいたプレイヤー達は
「オイオイ、マジかよ・・・。」
「この3人って・・・。」
「ああ、初心者狩りの所のメイド達だ。」
「いきなり上位プレイヤーが退場かよ・・・。」
と話していた。
え?あの人達そんなに強いの?
そう、疑問に思っていると声をかけられた。
「彼女達はこのゲームのPVPランキングでも常に10位以内にいる強者じゃよ。」
ミトさんだ。
「今日は、他の3人は一緒じゃないのかね?」
ええ、数日間連絡取れない状態でした。
ミライは忙しそうだったので学校でも話せてないです。
「そうじゃろうな・・・。ナラちゃん、制限についてじゃが・・・。ム!?ワシから離れるんじゃ!(間に合わんか・・・せめてこの場にいる者達だけでも・・・。)」
ミトさんが離れろと叫ぶと同時に
ミトはミトの技:裁ち切りによって倒された。
とログが出てしまった。
え?ミトさんがミトさんを?
「ミトの御隠居がやられた!急いで逃げろ!」
誰かが叫ぶと周りにいたプレイヤー達は蜘蛛の子を散らす様に逃げていった。
「あちゃー、最上位の結界か・・・流石、爺様。判断が早い。自分がダメだと判断したら周りを守るほうにシフトしたか・・・。」
ミトさんが立っていたが喋り方が明らかに違う。
「しかも周りにじゃ無くて私が動けない様にするとは・・・解除まで時間かかるな・・・。」
ミトさんはミトさんの姿をした何者かの攻撃を受ける直前に魔法を襲撃者に放ちその場から動けない様にしたみたいだ。
今のうちに早く逃げなきゃ!
私は一目散に逃げた。




