事の顛末
対人戦が終わると元の場所、セントの塔4階層に戻されていた。
「ムキィー!悔しいですわ!」
お嬢様は地団駄を踏んでいた。
「ナラ、よく倒せたね。」
イルドさんが4階層にいた。
ええ、まあ・・・。
「解ってるよ。今の戦いに参加したプレイヤー全員・・・あ、1人逃げたか・・・彼女達から事情は聞いたからね。それにログも見たし。」
逃げたのはミライだな・・・。
「プレイヤー名:レイカ、貴女をギルドまで連行します。運営権限:魔法及び技禁止。そい!」
イルドさんがお嬢様にコードの様な紐状のものを投げてお腹に拳を入れた。
「運営!?ぐべぇ!」
お嬢様は気絶した。
あの・・・強さの差が酷い時にどうにか出来るシステムとか導入しないんですか?
「散々、女神様に言われているんだけどね・・・スポンサー様の一部が許してくれないのさ。ロクゴウの隠居様だけでは数が厳しくてね・・・筆頭株主様さえ、総会に出て来てくれれば何とかなりそうなんだけど・・・。おっと会社の愚痴をプレイヤーに言ってしまってすまない。」
お嬢様達はどうなるんですか?
「一応、規約違反にならないギリギリでやって来ているからゲーム的にはお咎め無し。だけど、大人として彼女らにはキツいお灸を据えるつもり。」
そうですか・・・。
「まぁ、ナラが気にする事ないよ。それよりも今後の君が心配だよ。」
何でですか?
「初心者狩りのレイカを倒したからね。」
だから何でですか?
「あの戦い、バトルアーカイブにライブ配信されてたぞ?」
・・・えー!?




