対人戦:レイカ3
『レイカの最大HPは162や。』
162とは54の3倍である。
あれ?コレいけそう。
メディさん達のおかげで10秒はとっくに過ぎて、ステータスの再配分まで行うことができた。
「貴女だけは許しませんわ!」
そう言いながらお嬢様は私を睨みつけてくる。
「燃ゆる/飛沫上り/雷鳴轟き/大地は割け/風は/燃ゆる」
何かの詠唱?
「ワタクシのオリジナルスペルですわ!そうですね、技名は、無限の五重奏なんて良いですわね。」
魔法の規模が大きすぎて私にはどうするかも出来ない。
『#F00 F LiveD Ankletの効果が発動します。』
え?何の効果?
オロオロとしていると、装備していた赤いアンクレットが輝き出した。
#F00 F LiveD Anklet
赤色のアンクレット
・対人戦において装備品の発動がありの場合のみ1度だけ蘇生できる
・赤い悪魔の魚を使役できる
・セントの塔3階層のシークレットエリアに行くことが出来る
効果を確認しているとアンクレットの輝きは消えた。
「何故、まだ終わってませんの!?」
お嬢様は、かなり焦っているみたいだった。
「ステータス・アルティ・バースト!」
お嬢様が我に帰る前に私の唯一の魔法を当てる事に成功した。




