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イベント:クランクラウン66
ミトが影からナラに奇襲をした時、レイカはマダムと対峙していた。
「それで、どうするんだい?」
「こうするんですわよ!」
レイカは杖を捨ててマダムに殴りかかった。
「非力な魔法使いがステゴロかい。全く何を考えてるんだい?」
マダムはため息混じりにそう言いながら、レイカの拳を受け止めた。
「受け止めましたわね?」
レイカはニヤリと笑った。
「ん?回復が始まらないね?何をしたんだい?」
「不死特性や再生を止める様に魔法を行使しただけですわよ・・・。(時間切れですわね。)」
レイカから回復魔法の輝きが消えて、魔法が数秒使えなくなるデメリットが発動した。
「アンタ、今、魔法が使えないね。」
その異変をマダムは見逃さなかった。
しかし・・・。
「ワタクシの固有スキルを忘れてましたわね?」
レイカは足元に仕掛けた罠を複数作動させた。
そして、この場から1人のプレイヤーが脱落した。




