イベント:クランクラウン61
イベント開始前
「格闘のセンスあるじゃん。」
ミライはレイカを素直に誉めた。
「貴女に褒められても嬉しくないですわよ。それよりも1つ確認しておきますわ。」
「何が知りたいの?」
「補助魔法を身体に付与するとどうなりますの?」
「普通に効果が発動するだけじゃないの?召喚魔法の場合、自分に付与するとコスプレみたいになるけど。知り合いがそうなってるよ。」
言わずもがなナラの事である。
「知ってますわよ、そうではなくて、回復魔法等を拳に乗せたりするとどうなるのかという話ですわ。」
「うーん、考えた事も無い。そもそも付与可能なのかどうかも怪しい。試してみたら?」
ミライはレイカにそう提案した。
「付与魔法:回復!」
「普通に回復しただけだね。」
「付与魔法:状態異常回復!」
「拳に乗ったね。」
「違いはありますの?」
「発動タイミングが正しいか正しくないかじゃない?例えばHPがフルじゃないから回復した?」
「HPはフルでしたわよ?」
「研究の余地はありそうだね。(内部データ的な意味で)」
「そうですわね。別の魔法と組み合わせて見ますわね。二重付与:回復&状態異常回復!」
レイカの拳は回復魔法の光を放っていた。
「あっさり出来ましたわね。」
「超高速自動回復、再生があるからアタシで試してみな。」
「遠慮なく行きますわよ!」
レイカは容赦なく顔面に拳を叩き込んだ。
「・・・!?」
「どうしましたの?」
「超高速自動回復、再生が発動しなくなった。それに、HPに対して面白い事が起きてる。」
「面白い事?」
「最大HPまでは回復し続けるんだけど、最大値に到達したら減少するデバフに変わった。」
「それぞれ効果時間は?」
「HP減少効果が開始されてから50秒間だね。え?デメリットが発動しましたわ!?」
「何が発動したの?」
「攻撃してから魔法が60秒間発動不可ですわね。」
レイカは頭を抱えた。
魔法使いが魔法を使えないのは致命的である。
「・・・嫌だけどアンタにしか出来ないやり方を提案するよ。」
ミライがレイカにある提案をした。
「・・・成程その手がありましたわね。」
提案を聞いたレイカは悪い顔をした。




