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イベント:クランクラウン34
イベント:クランクラウン開始前
ゲーム内のとあるジュエリーショップ
「ウチは溜まり場じゃないよ。」
オーナーのマダムは溜息をついた。
「うむ、すまぬな。」
「良いじゃない〜。」
老人と、スキンヘッドの男性プレイヤーがそこにはいた。
「良くないよ、そんで何の用だい?」
マダムは怪訝な表情でレイモンドにそう聞いた。
「次のイベントに参加して欲しいのよ。」
「7人1組の奴かい?それなら、他所を当たりな。私は商売できれば良いんだよ。それに、父さんは自分のクラン持ってるでしょ?」
「そうなんじゃが、全員、出たいと言っておっての・・・儂だけ、余ってしまったんじゃよ。」
ミトはシュンとした。
「・・・はぁ、わかった。お義兄さん、他のメンバーは?」
「決勝の日だけ、お願いしたわ。皆様忙しい方々だからね。」
「コストの事もあるし、決勝までアタシかお義父さんが1人でやるわ。」
この後、レイモンドは本当に予選を1人で突破したのは言うまでもない。




