イベント:クランクラウン2
私達はギルドに来た。
「・・・少々お待ち下さい。」
受付の人に話かけようとしたら奥に行ってしまった。
え・・・。
「ミライが来たからやろ?」
「何となくわかる。」
「ミライ、この世界での扱い、災害と同じ。」
「Samurai殿の言う通りでござるな。」
「皆酷くない?」
皆でミライを揶揄っているとイルドさんが奥からやって来た。
「担当が慌ててギルドマスター室に入ってきたもんだから何事かと思ったら全員揃って来たか。」
「イルド姉、イベントの為に臨時クラン創設とクランメンバーを1人見繕いたいんだけど。」
「臨時で良いのか?」
「うん。」
「ウチら、ソロで気ままにやりたいからな。」
「そうか。・・・1人だな?少し待ってくれるか?あ、私だ。クランの件だが・・・。」
イルドさんは誰かと通話を開始した。
「ん?アレを使わないの?」
ミライ、アレって何?
「EXチュウセンオウ。乱数が絡む事象で使える巨大ロボ。」
へ?巨大ロボ?
「は?何それ・・・。」
「このゲーム、中世風やろ?」
「世界観壊れるでござるな。」
「・・・女神様、アホ?」
皆がこの場に居ない、女神様に辛辣にそう言った。
「今から来れる?それじゃ、ギルドの受付の所で待って貰うよ。それじゃ。」
イルドさんは誰かとの通話を終えた。
「運営がクランのマッチングをするなんて、訳ありのプレイヤーでしょ?」
「ああ、話が早くて助かる。・・・来たみたいだな。」
「オッ」
ミライはその人物の周囲に壁を張り、閉じ込めた。




