セントの塔30階層終
30階層を攻略した次の日
私はメディさんのお店に行った。
「こいつ、アオニヨシやろ?石にヒビって何したんや?」
それは・・・。
「セントの塔やな。途中まで一緒やったし。それで、何階層?」
30階層です。
「あそこは大きいサメやろ?水中戦なのに出したんか?」
違います。
私は状況を説明した。
「成程、自分を守る為に犠牲にな。随分、好かれとるな。・・・治したで。」
メディさんが石に触れるとヒビは無くなっていた。
「犠牲出しとう無いのは解るけど、時には必要な事や。アオニヨシを怒ったらアカンで?自分の為にした事なんやから。」
そう言われると叱にくいな・・・。
「職人よ、感謝する。」
クヌチさんが出てきてメディさんに頭を下げた。
「おおきに、って、ナラの召喚モンスターはフリーダムやな。それより、30階層のアイテムは使わなかったんやな?」
はい。
固有スキルの消失の可能性があるって聞いたからやめた。
私は召喚モンスターの皆と戦いたいし。
「そうか。自分なりのプレイスタイル見つけたんやな。」
はい。
『御主人、イベント予定を見たっスか?』
クロちゃんが話しかけてきた。
イベント来るの?
「イベント情報?そう言えば今日発表やったな。・・・!?」
イベントの情報を見たメディさんは驚いていた。




