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セントの塔27〜29階層6
3Dマップを頼りに、迷路を進んだ。
行き止まりだが、上から光が差している。
『ここから陸地っスね。』
それじゃ、インコの召喚は解除しないとね。
『いや、待つっス。何かを伝えようとしてるっス。』
クロちゃん、通訳お願い。
『・・・「御主人様、きゅうりを下さい。」』
ご褒美としてインコに胡瓜を与えた。
すると直ぐに化けた。
『「種がきゅーとなる物に代わった際に手に入れた妖術をお見せします。」おお!?変化持ってるっス。』
インコから煙が出たと思ったら、河童の姿は無く代わりに小動物がいた。
『獺っスね。』
カワウソ?何で?
『河童の伝承の中の姿がカワウソとか言われているからじゃないっスか?まぁ、とにかくコイツは陸でも行けるみたいっスから一緒に進むっス。』
私達は30階層へと上がった。




