日付の迷宮5
「ナラ、無事か?」
「・・・・。」
『合成獣化したナラは話せないよ。大丈夫、教会に行ってない。』
「そうか。熱!?何で周囲が燃えとるんや?」
「FA〜!」
え?ファ?ラじゃないの?
『御主人、フェニックス・ヤッシーとファンシーさんを掛け合わせたっスね。』
そうだけど何かマズかった?
『ファンシーさんは属性を得ると攻撃時の音階が変化するっス。』
普段はラで火属性になるとファって事?
『その認識で良いっス。』
『解説してないでお前も戦え、アホ猫!』
『御主人達でどうにかなりそうならアタシは動かないっスよ。それはアンタも同じっスよね?』
「あっち!尻に火がついた。」
メディさんのお尻に火がついた。
ついでに、鯉のぼりも燃え始めた。
『周囲にいるプレイヤーやモブがキマイラの歌を聞くと発火するみたいだね。』
防ぎようなくない?
『防げるよ。まぁ、アタシと戦うことがあれば見せるよ。』
私の合成獣化が解除された瞬間、近くの炎が私に纏わりついた。
「火消し・メグミノアメ!」
いつの間にか石化が解けていたナラが炎を消してくれた。
「間に合って良かった。それよりも、ドロップアイテムの宝箱が出てるよ。」
宝箱を開けると石が入っていた。




