セントの塔26階層0-4
「話は聞かせて貰いましたわ!オッホホホホホホホホホホホ!」
高笑いが聞こえる。
「うるさい!静かにしいや!」
「ぶへ!?」
メディさんが声の主にハリセンを叩き込んだ。
「風属性に何処でも呼吸が出来る様になる魔法がありますわよ!」
「適性があるかは別やろ。」
「そうでしたわね・・・。」
私がクヌチさんを付与して進むのは如何でしょうか?
「クヌチさんって雌アオニヨシやな。」
「雌のアオニヨシは色々魔法が使えますわね。ただ、呼吸の魔法は覚えない筈ですわ。」
「まぁ、鹿やからな。」
クヌチさん、そうなの?
『うむ。飛行と水中呼吸の術は習得不可だった。』
そうなんだ・・・。
クヌチさんってどんな魔法使ってたっけ?
炎、回復、結界・・・結界?
結界って身を守れるよね?それならば行ける?
・・・クヌチさん、結界張れたよね?
『うむ、できるが・・・。』
「ナラ、結界で越えようとするのはアカンで。」
「そうですわよ。結界やバリアは動きながら維持するのは相当難しいですわよ。それにモンスターと戦いながらなんて以ての外ですわよ?」
「せやで、そんなアホみたいな事できる奴おらん・・・あ、おるな。」
「居ますわね。」
・・・ミライ。
「それをやるくらいなら貴女の強みを生かした方が良いですわね。」
私の強み?
「無属性魔法ですわ!」
何かあるんですか?




