依頼:ドラコラ火山に棲まう竜23
私は竜の爪攻撃を武器で弾いた。
『いつも、思うっスけど、よくジャストガードできるっスね。』
ジャストガードって何?
『物理攻撃に対してタイミング良くガードするとノーダメージでやり過ごせるっス。それがジャストガード。ちょっとでもタイミングがズレると軽減されるもののダメージを受けるっス。』
そうなんだ。
それより、クロちゃん、1つ確認していい?
『何っスか?』
魔法を使いたいんだけど、MP無くなっちゃうよね?
その場合、暑さの環境ダメージを受けるの?
というより、デメリットもあるし、そもそも使えるの?
『使えるっスよ。防具のエンチャントはMPの使用量は毎秒1で回復量は2っスから、全ステータスが1になるデメリット発動中でも使えるっスよ。』
よし、それならば・・・。
竜の方を向くと竜はブレスの待機モーションを取っていた。
やられる前にやらなきゃ。
「ステータス・アルティメット・フルバースト!」
私の魔法が直撃した竜は墜落して地面で、もがき苦しんでいた。
『倒しきれてないっスよ!』
解ってるよ。
警告:10秒間全能力値が1なります。
私は急いで竜から離れた。
とりあえず、10秒やり過ごさなくちゃ。
「御主人、攻撃が来るっスよ!」
竜は爪で私に攻撃をして来た。
私はすかさず正直者にしか見えない武器を剣にして反撃した。
『凄いっスね・・・。普通はそんなプレー出来ないっスよ。』
よし、ステータスは元に戻った。
クロちゃん、MP全快まで後、何秒?
『後、10秒っス。』
竜は再度ブレスの待機モーションに入っていた。
『御主人、ブレスの範囲を考えるっスよ。急げば回避できるっス。』
範囲?あー!
私は急いで竜の方へ走り出した。
『正解っス。ブレスは口から吐くから後ろには来ないっス。』
竜がブレスを吐く前に背中に飛び乗り技を使った。
「ステータス・ドロップ・バースト!」
技を使った後に武器をバールの様な物の形状にして竜を叩いた。
すると、竜は倒れた。
よし、何とか倒せた。
・・・。あれ?クエストが終わってない!?
『・・・。』




