依頼:ドラコラ火山に棲まう竜8
「全力で来い!」
イルドさんは剣を抜刀して構えた。
クロちゃん、みんなを同時に召喚する事って出来る?
『出来るっスよ。ただ対人戦だと、戻したりやられたりしたら、その対戦中は再召喚不可っス。それと付与と召喚権は同じなんで、付与したら召喚できなくなるっス。』
合成獣化は?
『合成獣化もっスね。召喚しちゃうと、そいつは素材に使えないっス。』
クロちゃん、ありがとう。
召喚出来るのは一度ずつだから使い所は考えなきゃ。
まずは、クイーン(蜂の魔物)とシノビ、サムライの3体以外以外を召喚した。
「マツボッタクリン、フェニックスヤッシー、キュート養蜂熊、メスのアオニヨシ・・・中々凄いモンスターを呼んだな。」
「召喚付与:サムライ!」
続けて、自分にサムライを付与した。
みんな、援護お願い。
「危な!」
私が見えない刀を使って抜刀術を使いイルドさんに切り掛かったが防がれてしまった。
「スタイルを変えないと分が悪いかな。」
イルドさんの剣が真ん中で半分に割れて銃に変形した。その銃から魔法が放たれた。
『魔法障壁。契約者よ、次が来るぞ!』
ヤッシーが私の前に出て魔法を受け止めた。
大丈夫?
『致命傷でない限りは再生があるから倒れる事は無い。ポラリス、クリンも攻撃の準備を始めている。』
「くまぁ!。」
イルドさんに攻撃を仕掛けたポラリスちゃんの攻撃は二丁拳銃で受け止められてしまい、を蹴り飛ばされ魔法銃の魔法で追撃されてしまいそのまま消えてしまった。
「よし、まずは一体。次は・・・。」
『魔法銃は近接時に自分にもダメージが入る!喰らえ!』
クリンちゃんがイルドさんに体当たりをしたのだが・・・。
「スタイルを戻せるから問題はない。」
銃は剣に戻っており、クリンちゃんはそのまま斬られてしまった。
『くっ・・・。この姉ちゃん火力高すぎやろ。何とか踏ん張ったけど・・・、カウンター!』
「わかりやすい、カウンターだな。」
イルドさんはクリンちゃんのカウンター攻撃を剣で防いだ。そして、クリンちゃんを斬った。
『契約者よ、我らの狙いは、・・・だ。』
え?何だって?




