依頼:ドラコラ火山に棲まう竜7
ギルドに行くと、受付には女神様が居た。
「いらっしゃいませ。試験ですね。あちらに居るギルド職員になります。」
私は女神様が指差した方を見た。
あの人って・・・。
「ようこそギルドへ。自己紹介は必要ないよな?昨日も会ってるし。」
イルドさんだ。
試験の相手が、NPCじゃない。
私は、火山に行く為の装備を作る為に必要な素材を買いに行く為、マーケションへ行く為の試験を受けに来たんですけど・・・。
他の試験と間違えてませんか?
「私もそう言ったんだがな・・・。」
「プレイヤー:ナラの実力はトッププレイヤー達に引けを取らないでしょう。バイヤーだと瞬殺されてしまいますので、今回はイルドにお願いしました。」
バイヤー?
「バイヤーは試験担当の担当NPCの名前です。一応、設定があって年齢は50代で・・・。」
「そこまで!後はオプションの設定集を見て貰え。ナラも私達も時間は有限なんだからさ。試験はプレイヤーの力を測る為にやってる。ナラの実力は今、上司が言った通りだから、私に勝っても負けてもマーケションには行けるようにするよ。」
それじゃ・・・。
「手を抜いてわざとやられたら許可しませんからね。それでは、始めますね。」
女神様がキーボードを叩くと私達は火山にいた。




