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依頼:蜂の巣11
何で皆気絶したの!?
「くまぁ、くま・・・。(訳:皆、虫が嫌いなのに・・・。)」
ポラリスちゃんは私に何かを伝えようとしていた。
『ムシガタノマモノガニガテナヨウダナ。・・・キノドクニ。』
人型の蜂の魔物がポラリスちゃんの言いたい事を代弁してくれた。
・・・みんな、この依頼をやってる時に召喚されたくない理由を言わなかったけど、そうだったの!?
それだったら呼ばなかったのに・・・。
私は急いで気絶したみんなを召喚石に戻した。
「くまぁ・・・。(訳:それは言わない皆が悪い。)」
ポラリスちゃんはため息を付いていた。
『クマヨ、オマエノチカラハコンナモノカ?』
「クマァ!」
ポラリスちゃんは爪や拳を人型の蜂の魔物に当てているけど・・・。
『ソンナコウゲキハキカヌ。』
ポラリスちゃんの攻撃は効いていない。
多分、状態異常を掛けようとしているのだろうけど、人型の蜂の魔物の状態異常の耐性が高いのかもしれない。
『ヨソミシテテイイノカ?』
人型の蜂の魔物が私にそう言った。
前を向くと蜂の魔物が私に迫っていた。




