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セントの塔23、24階層19
「『ヤッシー!』」
フェニックス・ヤッシーが何かの魔法を使った。
『ログを見てみるっス。・・・自動蘇生と再生魔法っスね。』
そんな魔法を覚えてるの!?
『どっちも自分にしか使えないっスよ。自動蘇生は、そもそも魔物限定の魔法っス。』
へぇー、そんな魔法もあるんだ。
「『・・・!』」
今度は何をしたの?
『マツボッタクリンの・・・成る程・・・まぁ、見てるっス。』
え?
「うほうほぉ!」
虹色のゴリラは私の身体へ拳を撃ち込んだ。
-システム-
-自動蘇生が発動しました。
え!?今、私のHP0に成ったよね?
『なったっスよ。』
それで倒せるの?
『いや、もう終わったっスよ。』
え?どういう事?
「うほぉ!?うほおおおおおぉ!?」
虹色のゴリラはもがき苦しんでいた。




