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セントの塔23、24階層18
『っていう訳で、マツボッタクリンはフェニックス・ヤッシーの炎では燃える事は無いっス。御主人がどんな姿にするかによるっスけどね。』
マツボッタクリンはその言葉を聞いて安堵していた。
どんなイメージが良いのだろう?フェニックスだから鳥人間?
『コイツら妖精と植物っスよ。』
ますます、イメージしずらい。
『成る様に成るっスよ。』
そうかな?
『そうっスよ。』
「合成獣化!」
先程と違い失敗しなかった。
合成獣化を使用すると、私の身体は24階層の中へ踏み入った。
『見た目は髪がヤシの葉、身体は松ぼっくりで覆われて、それ以外は鳥人間ってところっスね。ビジュアル的にはキメラっぽく無いっス。良かったっスね。』
・・・自分では見れないんだよね。
『後で見せるっスよ。』
私の身体は虹色に輝くゴリラに襲いかかっていた。




