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セントの塔23、24階層16
はぐれマツボッタクリンは何かを私に伝えようとしている。
お願いクロちゃん。
『了解っス。何しようとしとんじゃ、ボケェ!って言ってるっス。』
何で関西弁?
『知らないっスよ。魔物会話のスキルがそうやって、翻訳してるんっスから。』
そうなんだ・・・。クロちゃん、続きお願い。
『自分、アホか?ウチを木炭にする気か?燃え盛るフェニックスに身投げさせる気か?』
そんなつもりは・・・。
『あー、良いっスか?』
何クロちゃん?
『まず、フェニックス・ヤッシーは植物っス。』
うん、私は知ってる。
『次に、フェニックス・ヤッシーの炎は、藻っス。』
え?
『厳密には燃える藻っス。この藻はヤッシーの仲間が触れると再生するっス。』
そうなの?
ヤッシーは爆発するからあの炎は火薬をどうにかしているのかと思ってた。
『それと、御主人の合成獣化は、ただ単に自身と2匹の魔物を融合するスキルじゃ無いっスよ?』
それって、どういう事?




