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セントの塔23、24階層15
え?私持ってるの?
『・・・もしかして忘れてるっスか?・・・今出すっス。』
クロちゃんは袋に手を突っ込んで弄り始めた。
『コレっスよ。』
そう言って出したのは黒色の松ぼっくりだった。
何これ?覚え無いんだけど・・・。
『はぐれマツボッタクリンっスよ。』
え?何だっけ?
『11階層のモンスターっスよ。その時、アタシは一緒に居なかったっスけど・・・。』
あー、松ぼっくりの!あれって木属性なの?
『木属性っスよ。じゃなきゃ木炭に出来ないっス。』
それじゃあ・・・。
『フェニックス・ヤッシーと組み合わせる事が出来るっス。』
「合成獣化!」
しかし、何も起きない。
あれ?マツボッタクリンが拒否してる?
黒色の松ぼっくりが輝き出し、マツボッタクリンが現れた。
そして、何か怒っているようだった。




