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デバック作業3
「召喚からのエネミーの行動操作。」
女神様がゲームのコントローラーを握りながらそう呟いた。
そして、目の前には5体のシノビモンスターが出現した。
「ナラ、スキル使って戦って。」
私は女神様に言われた通り合成獣化を使用した。
するとシノビモンスターは私が変身したことのある鹿と熊、シノビモンスターとサムライモンスターのキマイラになった。
キマイラは私と殴り合いを始めた。
「おい!糞ゲー過ぎるだろ!」
「え?何で?」
「何でじゃねーよ!この固有スキルは敵味方問わず攻撃すんだろ?こんなのがフロア中に居たら攻略出来ねーよ!」
リペアさんは女神様に怒鳴ってそう言った。
「くまぁ・・・。」
どうしたのポラリスちゃん?
「くまぁ、くまあまぁ、くまくま。」
ポラリスちゃんは私達に何かを訴えている。
クロちゃん、翻訳お願い。
『了解っス。御主人の固有スキルが悪さをするなら、それだけを使用不可にすれば良いのでは?』
・・・・。
この場にいる全員が黙ってしまった。
「何で、そんな事に気が付かなかったんだろ?」
リペアさんは落ち込んだ。
「・・・時間無駄にした。」
女神様はもっと落ち込んでいた。




