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オールデュエル決勝戦22
『契約者よ、どちらか止めて頂きたい。』
どっちかって・・・ポラリスちゃんの技で止められるの?
「クマァ、くまぁ!」
融合中のポラリスちゃんが必死に何かを伝えようとしている。
『蜂蜜を出す技を使えって言ってるっス。』
クロちゃんの通訳がはいった。
「クマァ、くま、くまあ!」
『ツボから蜂蜜を出して氷を上手く逸らせって言ってるっス。』
『氷だな。ならば我は炎をどうにかしよう。』
『御主人、壺はアイテム覧に入ってる筈っス。』
アイテム覧ね。
『口寄せ: 尼亜吉拉!』
クヌチさんが召喚陣を目の前に出したかと思うと滝が出現した。
私も氷をどうにかしなくちゃ。
アイテム覧を見ると壺が増えていた。
それを取り出して、中に手を入れて、何かが手に吸い付いた。
それを目の前の氷に向けてまいてみた。
すると氷は上の方へ逸れていった。
「・・・そうは成らんやろ!」
「そうだね。」
「それ、本当に蜂蜜でござるか?」
「・・・メディのスキルみたいな事が起きた。」
残っている4人の声が聞こえた。




