オールデュエル決勝戦20
警告:『合成獣化の時間が終了します。一時的にステータスが1になります。』
ブラックホールが出現したと同時に合成獣化の効果が切れた。
すると、私の身体はブラックホールに吸い寄せられ始めた。
「ヤッシー!」
ヤッシーが石から勝手に出てきて私を掴み羽ばたき始めた。
「何かしらのデメリットを召喚石でカバーしようとしてますわね?ウォーター・ピラー!」
レイカさんが魔法を使うと地面から水の柱が勢いよく噴き出した。
ヤッシーは華麗にかわしていた。
「アクア・スパイラル!」
水の柱がうねりヤッシーと私目掛けて飛んできた。
「ヤッシー!」
ヤッシーは口から炎を吐いた。
『流石、フェニックスっスね。』
ヤッシーが吐いた炎とレイカさんの水の柱が衝突し水蒸気が発生した。
「ヤッシー!」
ヤッシーが何かの魔法を使った。
水蒸気が爆発して、水の柱を包み込む様にレイカさんの方へと向かっていった。
「何が起こって・・・!?え!!」
プレイヤー:レイカはプレイヤー:ナラのフェニックス・ヤッシーの魔法の爆発に巻き込まれた。
システムがそう告げたので、レイカさんは倒れた。
がブラックホールは消えない。
ヤッシーは私をブラックホールから離れた所に下ろして、ブラックホールへと向かっていった。
え?一体何を・・・?
「ヤッシー!」
『・・・あいつヤル気っスね。』
だから何?
『契約者よ、ヤッシー種は命が尽きるとどうなる?』
どうなるって・・・爆発して・・・。
『爆発のエネルギーを使ってブラックホールを消すつもりっス。』
え!?ダメ、戻ってきて!
ヤッシーは私の呼びかけを無視してブラックホールに突撃して爆発した。
そしてブラックホールは消滅した。
警告:フェニックス・ヤッシーの召喚石が使用不可状態になりました。
・・・ありがとう。




