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運営サイド2
ナラがギルドを出た後
「あれ!?何でそこに居るんだ!」
ギルドマスターのイルドは受付の女性を見るなり大声で言った。
「うん、ウーノさんのお子さん、熱出したらしくて出勤できなくなってね。その代わり。」
「だって貴女の本業は・・・」
「それは言わない約束。私はゲームをするのが仕事。それで十分。それよりイルド?今、私は、会社の人間としてココに座ってんだけど、敬語は?」
「尊敬される様になったら使うよ。それに、受付等は最高責任者・・・この世界の女神様のやる仕事では無いと思うぞ?」
「そう?」
イルドに女神様と言われた女性は首を傾げた。
「さっき、プレイヤーが来ていた様だが、変な事はしてないよな?」
「してないよ。」
「本当か?」
イルドは女神に対して怪訝な表情を浮かべていた。




