初期設定2
草原に出されたが、最初にやる事はステータスの確認。
「名前とチュートリアルでとった行動で能力と初期スキルが決まるからちゃんと確認しな。」
とミライが言っていた。
名前:平土匀
種族:人
性別:女
LV.1
HP5/5
MP5/5
攻撃力:5
防御力:5
魔法力:5
回復力:5
素早さ:5
持久力:5
運:5
初期スキル
能力値再配分LV.1
1日に1度だけステータスを振り直す事ができる。
(最大値は各ステータスの合計値で各ステータスに必ず1は振ら無くてはならない)
「え!?まさか・・・いやそんな・・・もしかして・・・ナラ?」
象の被り物をして眼鏡をかけた美少女に話しかけられた。誰?
「あー、この姿だと判らないよね。アバターだし。ミライだよ。」
ミライ?
「閉店時刻になったから婆様から解放された。ねえ、ナラ?何で現実と全く同じ容姿なの?」
へ?
「へ?じゃないよ!折角、なりたい容姿に慣れるんだからさ。後で容姿再設定用のアイテムあげるから再設定しなよ。」
そう言うもんなの?
「そんなもんさ。」
へえ〜それがミライの理想なんだ。
「う、うるさい。それで、ステータスどうだった?」
さっき見たステータスの値を顔を真っ赤にしたミライに説明した。
「オール5か・・・。レアケースだ。」
レアケース?
「うん。普通ならどこかに偏るんだけど・・・どんな名前にしたの?このゲーム名は体を表すで有名でプレイヤー名によって初期の固有スキルやステータス値が決まるんだけど・・・。」
本名。本名入れました。
「あ・・・平均・・・それで・・・。こういうゲームとかのプレイヤー名って普通は実名入れちゃダメよ。」
ミライにため息を吐きながら呆れられてしまった。
え!?そうなの!?
「後で、運営に連絡して・・・いや即、だけど・・・」
ミライが何かぶつくさと呟いている。
「そっちは何とかなるから大丈夫。それよりこのステータスは大問題かな。」
大問題?
「レベル上げが出来ない。ここのエリアのモンスターは弱く設定されてるんだけど、世界の中心にあるから多くのプレイヤーが行来していてほぼ狩られて遭遇する事はまずない。」
え・・・。
「このゲーム、オープンワールドでさ、」
オープンワールド?
「そっから説明しなきゃいけないのか・・・。今は、ある程度シナリオの順番を気にしなくて良いとだけ言っておく。だからモンスターが強い所とかいきなり行けるんだ。」
それで?
「エリアとエリアの間にいるとたまーに、隣の強いエリアのモンスターが来たりするんだよ。」
ほお?
「ステータスは攻撃や魔法力が高ければ一撃で倒せるし防御や回復力が高ければやり過ごす事ができる。素早さや持久力があれば逃げる事が簡単。そうやってモンスターに立ち向かうんだけど・・・。」
このステータスだと、どの戦い方も出来ないと。
「うん。」
一緒に行けないの?
「アタシも始めたばっかりでとてもじゃ無いけど守りながらは無理。」
そうか・・・。
「所でスキルは何貰ったの?」
能力値配分LV.1について説明をするとミライは絶句していた。
何でさ!