結果発表
「ミライ、ウチらは、どの位のポイントや?」
「1サイクル一分で普通のヤッシー15匹で大体、900、はぐれ2匹が1998。それの180倍で52万だね。」
そんなに稼げたんだ。
『いつもは10位から発表させて頂きますが、本イベントは時間の都合上、3位から発表させて頂きます。』
夜遅いから若年層への配慮かな?
『結果発表を致します。3位は4509ポイント。プレイヤーは、ミト、ナガオカ、ニイ、センジュ。』
4500ポイントって凄いのかな?
「真っ当にやったら、凄い方やと思うよ?。」
成る程。
それで、この人達は有名なプレイヤーなの?
「ミトとナガオカの2人は有名プレイヤーだね。初期からやってる人らしいよ。」
「後ろの2人は新人みたいやな。」
メディさんとネームドさんが答えてくれた。
『2位は4906ポイント。プレイヤーはレイカ、イチカ、サイカ、シュカ。』
「うわ・・・」
「ゲ!アイツら参加したったんかい・・・。」
「・・・。」
2位の4人が発表されると同時にチームメイト3人ともイヤそうな顔をした。
因縁でもあるのだろうか?
「あるで。」
「例のプレイヤー達だよ。」
「・・・。」
例の初心者狩りの重課金プレイヤーか・・・。
関わり合いたく無いな・・・。
『1位は521640ポイント。その4名は・・・。』
『ミライ、ネームド、メディ、ナラ。』
ミライの試算は大体合っていた。
「桁が違いすぎる、不正したのでは?」
そういった声しか上がらなかった。
『映像があります。』
運営は映像を出し上映会が始まった。
例のヤッシー無限爆発機構が流れると、
「ヒドイ・・・。」
「よくそんな事思いつくな・・・。」
「これがあのゾウの・・・。」
「え?ステータスドロップバースト?」
ほとんどのプレイヤーはヤッシー無限爆発機構に引いていた。
そんな中こちらに近寄る人物がいた。
「ほぉ、ゲームの仕様を突いてくるとは、面白い子達じゃ。久しいな、ミライ。」
お爺ちゃんのアバターの人が話しかけてきた。
ミライ、知り合いなの?
振り返るとミライの姿は無かった。
「ミライ?面倒事になる前にログアウトしたよ。」
「ウチらも逃げんと、レイカ達に何されるかわかったもんやない。さっさと離脱するで。」
気がつくとメディさんと、ネームドさんも居なくなっていた。
「なんじゃと!?既に居ないとは・・・お嬢さん、ミライに伝えといてくだされ。偶には遊びに来なさいと。」
え、あ、はい。伝えておきます。
「キイー、どこに居ますの?あの、イカれたゾウは?」
なんか荒れている人がいる。
絡まれる前に早くログアウトしよ。




