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株主総会:その頃3
「ちょっとぉ!?オジキって言わないでよ!」
この反応、レイモンドさんだ。
「あら?どこかで会った事あるかしら?」
初めまして、平土匀です。
「あら、アナタが?」
「それよりも、レイおじさん、ミライのお婆ちゃんは?」
「大事な用があるから今は居ないわよ。」
「それじゃ、ミライは?」
「あの子に会いに来たのね。でもダメよ。あの子がサボらない様に店番も兼ねてアタシが居るのだから。」
ミライ・・・。
「現実でも監視か・・・。」
「うわぁ・・・。」
ネームドさんとココロさんは引いていた。
「オジキ、何で店番してるん?」
「アタシの料理の師匠、ミラちゃんのお婆ちゃんなのよね。世間って狭いわよねー。」
へぇーそうなんですね。
「オジキ、終わったよ。店番変わるよ。」
「小僧、お客さんは来たかい?」
ミライとお婆さんは、それぞれカウンターに入って来た。
この後、料理をご馳走になった。




