イベント:召喚の秘石12
鳥型のヤッシーはギルドの前で止まった。
ギルドの隣に見慣れない自動販売機が設置されていた。
『イベントショップっスね。』
「ヤッシー!」
『買い物をしろって言ってるっスね。』
イベントショップって何が売られてるの?
『主に成長の為のアイテムっスね。端的に言うとおやつっス。』
「ヤッシー!」
「クマァ!」
「我も欲しいものがある。」
皆勝手に出てきた。
『ヤッシーにはコレ、ポラ公は好物でいいっスね。クヌチは・・・煎餅っスかね?』
コラ!皆で稼いんだんだから勝手に購入したらダメでしょ!?
クロちゃんに煎餅を差し出されたクヌチさんはプルプル震え出した。
「黒猫よ、我が欲しいものが、何故分かった?」
クヌチさんは喜んでいた。
『パルプ煎餅は超希少なアイテムのくせに、アオニヨシを手懐けるのに必須級のアイテムっスからね。』
え?そうなの?
「概ね間違いは無い。中々食せない故、いくつか欲しい。」
へぇ、レアアイテムも売ってるんだ。
「クマァ〜」
ポラリスちゃんは笑顔で蜂蜜を舐めている。
「ヤッシー!」
鳥型のヤッシーは灰を自分の身体に撒いていた。
これで皆成長してるの?
『してるっスよ。ちょっとレベルが上がってる筈っス。』
「ヤッシー。」
「くまぁ!」
「契約者よ、ポイントを獲得しに行こう。」
なんか皆やる気に満ち溢れている。
「ヤッシー!」
鳥型のヤッシーは私を背中に乗せて来た道を戻り始めた。
先程ヤッシーを爆発させた地点に戻ると召喚獣達はヤッシーを爆発させまくったのだった。




