イベント:召喚の秘石2
ヤッシード
ヤッシー種の魔物。
シードの名の通り種で暑さに物凄く弱い。
また、成長には太陽と水が必要不可欠である、
『図鑑にはこう書いてあるっスけどね、水をあげなかったり太陽光に充てなかったりすると、ゾンビ系統やゴースト系統のヤッシーになるっス。』
嫌だな・・・ちゃんと水やりと太陽光に当てあげよう。
とりあえず、ヤッシードと他の子達の顔合わせをしなきゃ。
私はポラリスちゃんとクヌチさんを呼んだ。
「クマァ?」
「我を呼ぶとは、強敵か?」
いや、新しい子を紹介しようと思って・・・。
それと、今回のイベント何だけど・・・。
私は召喚石で呼んだ子たちに今回のイベントの概要を説明した。
「ヤッシー種か。成る程、経験を積ませたいと。」
「クマァ。」
『御主人、今回アタシは戦闘禁止なだけっスからそれ以外はサポートできるっス。』
そうだね。クロちゃん、頼りにしてるよ。
暫く歩いてもモンスターと遭遇しなかった。
『うーん、イベントの参加者が多くてモンスターのリポップが間に合ってないみたいっスね。』
それだと、どうしようもなくない?
「くまあ!!」
『ポラ公が新しい技を覚えたから使いたいみたいっスね。』
どんな技なの?
『実演させるのが一番っス。』
「くまぁ!!」
ポラリスの肉球から甘い香りのする液体が出てきた。
すると花のモンスターが集まってきた。
『・・・戦闘中の技じゃないんっスね。思いっきり魔物を引き寄せる特技っスね。』
うん、私も戦闘中の技を何か覚えたのかと思ってた。
「契約者よ、アレは倒して良いのか?」
あ、クヌチさん、お願いします。
「あい、わかった。『燃えよ!』」
クヌチさんは花のモンスターに対して火柱の魔法を放った。
「きぇぇぇー!?」
花のモンスターは悲鳴を上げて燃え尽きた。
今入った経験値を確認するとそんなに入っていなかった。
あれ?思ったより少ない?
『少なくないっスよ。経験値計算は御主人が半分で、残りの半分がお供の人数割りっス。出来るなら、御主人とヤッシードだけで倒すのが一番っス。』
うーん・・・それが出来れば苦労はないんだよな・・・。
『アタシに良い考えがあるっス。』
・・・嫌な予感。




