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怒られなかった。
「ナラ?」
「見てたよ?」
イルドさんと女神様が満面の笑みで立っていた。
あー・・・お説教かな?
そう思っていたのだが・・・。
「確かに理論上可能ではあるよ?でもね・・・」
「出来ない事は無いが、あのミライですら使用を避ける付与だぞ?」
「その点ではプレイヤー:ミライを超えましたね。おめでとうございます。」
何故か2人は引いていた。
あれ?怒られない?
それじゃあ、何しに来たんですか?
「プレイヤー:ナラにお知らせです。貴女の提案したイベントが明日から開催されます。」
え!?今回告知されて無いですよね!?
「ええ。今回は試しに告知無しの開催にしましたので。」
先に教えてくれたのは私が発案者だからですか?
「それもあるが、君とミライには制限が設けられる。」
『あー、アタシと守護者達っスね。』
でもミライは?
「プレイヤー:ミライは自分を石から召喚したりするからな・・・。」
『うへー、何でも有りっスね。』
クロちゃん、それ貴女が言う?
「まぁ、召喚石があるなら今日中に調整しておいた方が良い。」
『そうっスね。鹿をどうにかするっス。』




