エルフの郷入り口2
『御主人、アタシがあいつ等を魔法で引き寄せるっス。クロウズ!』
クロちゃんは肉球から黒色の渦を発生させた。
「む?あの使い魔の魔法か?」
「引き寄せられる!」
エルフ達が黒い渦に引き寄せられている。
ありがとうクロちゃん。
「付与魔法:ステータス・アルティ・フルバースト!」
警告:付与中は与ダメージがステータス・アルティ・フルバーストと同じ値になりますが、全ステータスが1になります。また、付与できる時間は10秒間です。
ステータス・アルティ・フルバーストのダメージは自身のステータスの合計の3倍である。
私のステータス合計は54なので与ダメージは162だ。
『御主人、そっちに飛ばすっス。シロウズ!』
クロちゃんの肉球から出ている渦の色が黒色から白色に変わり、エルフ達はコチラに飛ばされた。
飛ばされて来た2人を何発かこづいた。
「格闘術?今この場は魔法しか効か・・・がはぁ!?」
「え・・・!?貴女、一体何を・・・。」
2人は倒れた。
えっと・・・この2人、大丈夫なの?
『気絶してるだけっス。ほら、起きるっス。』
クロちゃんはエルフの2人に回復魔法を使用して起こした。
「我々を倒してしまうとは・・・。」
「君は一体何者なんだ?」
え・・・?
『御主人、このイベントバトルは本来倒さなくていいっス。』
え?倒さなくて良かったの?
『魔法を使って1分耐えるのが条件なんっスよ。』
クロちゃん?
『しょうがないじゃ無いっスか!御主人、魔法との相性最悪なんっスから!』
「我々2人の耐性を無視してダメージを倒してくるとは・・・。」
「何の魔法を使ったの?」
ステータス・アルティ・フルバーストです。
「「はぁ?」」
エルフ達は有り得ないと言う表情をしていた。
「女神様に報告しておこう。」
「通っていいぞ。この道がエルフの郷に着く。」
『さ、行くっスよ。』
女神様に報告って?
『あの2人はNPCっスから、運営へのフィードバックっスね。』
そうなんだ・・・。また、怒られるかな・・・。




