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テイルエリアからエルフの郷へ3



「お客さん、少々お待ちを。」

ケンさんが、そう私達に告げると馬車が停まった。


「はぁ!」

ケンさんが何かと戦っている。


『モンスター便を狙った魔物が出たみたいっスね。』


「いやー、お待たせしました。出発しますね。」

馬車は再び動き出した。



「お客さん・・・私に万が一の事があったら逃げてください。」

暫くするとまたケンさんが話しかけてきた。

でもさっきと台詞が違う。


『これは、まずいっスね。』

どう言う事?

『ケンタウロスのケンさんがあの台詞を言うのは自分より強いプレイヤーかモンスターの時だけっス。ただ、この辺りにはケンさんより強いモンスターは出現しないっス。』

となると・・・。

『プレイヤーっスね。プレイヤーがモンスター便を襲撃する理由はモンスターの素材と馬車に乗っているプレイヤーっス。』

え?


『後はPKプレイヤーっスね。』

PKプレイヤー?


『プレイヤーを狩るプレイをしているプレイヤーっス。』

そんな事許されるの?

『許されてるっス・・・。』

レイカさんと何が違うの?

『レイカよりタチが悪いのは決闘に持ち込まず、コチラを狩りに来る所っスね。彼女は必ず決闘に持ち込んでるっス。』

クロちゃんと話をしていると何故かメッセージを受信した。

「PKプレイヤーとワタクシを一緒にしないで欲しいですわ!」

レイカさんからだった。

あの人フレンドでもないのにどうやってメッセージを送ったのだろうか?




「うわぁー!」

ケンさんの断末魔が聞こえた。

え!?ケンさんやられちゃったの!?


『モンスター達は倒されても定刻で定位置に出現するから問題ないっス・・・。さて、ご主人、やるっスよ。』

クロちゃんは戦闘の準備を始めていた。

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