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イベント:職人達の後継、結果発表2

「・・・以上が、武器防具の部門でした。防具を来て頂いたプレイヤーの皆様ご協力ありがとうございました。続いては召喚獣部門です。今回、協力して頂いたのは妖精猫のクロちゃんと養蜂熊のポラリスちゃんです。」


「デザインはクロちゃんの方が『気まぐれな黒猫』さん、ポラリスちゃんの方がSTさんですね。今回、2名とも名前を伏せて欲しいという事なので」


「まずは、クロちゃんから。おっと美少女の猫耳娘が現れた。これはあざとい。・・・あれ?何処かで見た事のある顔の様な?」


「女神様とミライの顔を足して2で割った感じやな。」

「やっぱり判る?」

レイモンドが副社長室にやって来た。

「判るで。このゲームの顔と従姉妹やからな。そんで、叔父貴、商業的には大丈夫なんか?」

「商業的には大丈夫よ。猫のぬいぐるみと擬人化猫耳美少女フィギュアを販売する事が決まったし。」


「なあ、叔父貴・・・。あのデザインしたのミライとナラで合っとるよな?」

「・・・そうよ。あの子たちには、やられたわ・・・。ミラちゃんは新米の生産系のプレイヤーに委託して作成してもらって、ナラちゃんは知り合いに、お願いしてエントリーしてたのよ。」


「続いてはポラリスちゃん、どうぞ!おっと!?象が入ってきた!いや、象のパーカーを羽織った熊だ!コレは想定外。デフォルメされた熊だから可愛い。」


「叔父貴、あれで、商品化とかいけるんか?」


「・・・何種類かの被り物をしたぬいぐるみよ。売れるか判らないけど。」

「叔父貴、大変やな。」

「そうね。それよりも、弟子入りおめでとう。」

「ありがとうな。」

「ミラちゃんから伝言よ。『お祝いするからアタシの家に集合』だそうよ。」

「判った。双葉叔母さん、叔父貴、失礼するで。」

メディはそう言って部屋から出て行った。


「・・・ねえ、レイモンド、隠しエリアの報告書少し読ませて貰える?」

「良いわよ。何か気になる事があったの?」

「あの子が作った包丁、師匠のに似てたのよ。」

「双葉ちゃんの師匠って10年以上前に亡くなってるわよね?」

「うん。だから気になってね。」

その後、副社長は隠し庵を訪れたがそこには報告書にあったNPCが居なかった。

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