スキル武器
ネームドさんと共にジョウセツの森に到着するとスライムが現れた。
「はぐれスライムだ!!」
スライムでもレアなんですか?
「うん。でも元のスライムよりもHP無いから簡単に倒せるよ。」
それじゃ逃げられる前に倒しますか。
アイテム一覧から正直者にしか見えない武器を装備した。
すると、見えない何かを握っている気がする。
スライムに叩きつけるように振り落とそうとした時にふと思った。
長さは?打撃なの?斬撃なの?そもそも存在するの?
存在を疑った瞬間手に持っていた物が消えた感じがした。
はぐれスライムには何も当たらなかった。
「来るよ!」
はぐれスライムの攻撃に合わせて避けてそのまま、拳を当てた。
すると、はぐれスライムは消滅した。
倒せて良かった・・・。
「何で攻撃を外したの?それとも装備が外れた?」
存在を疑った瞬間、握っていた何かが消えたことを説明した。
「メディが作ったにしては変なギミック・・・というよりスキル武器に近いね。」
スキル武器ってどんな物なんですか?
「スキルで生み出す武器。私の武器もそうだからね。名称はナヅケノオウギ。」
珍しいんですか?
「・・・非常に珍しいよ。私が何故ネームドと名乗っているのかと言うと・・・ステータスを見せた方が早いかな・・・」
プレイヤー名:シュガー・ネームド・ジュピター
スキル:全能力上昇、全耐性強化、ゴーレム作製、城塞構築、全武器種装備時攻撃力+125、詠唱破棄、鋼鉄の肉体、防具装備時素早さ+10、絵画制作、釣り名人、細菌学者、医術、鍛治、読唇術、読心術、格闘術、忍術、料理、花火師、錬金術、魔物特攻、対人特攻、彫刻、彫金、状態異常値+125、気絶耐性、射撃術、武器未装備時攻撃力+125、防御未装備時素早さ+100、腹話術、水棲特攻、飛行特攻、獣特攻、発火、発電、製氷、獣化、高速移動、高速飛行、瞬間移動、道具作製
(以下略)
スキルがいっぱいで凄いですね。
「スキル解除。もう一度ステータスを見て。」
プレイヤー名:シュガー・寿限無寿限無、名無しの権兵衛、アーサー・ハンネス、ヨンハナ、シノ・ブシ、ソロモン、ソルナ、アキレウイダ、ナタリア・ナリターヤ、セトウチ・ナカムラーヤ、ヨ・カギヤ、ヨタマヤ、フウライマツ、ハロルド、ジェラルド、ロドリゲス、ディ・セル・ピエーロ、ミケラ、ディエゴ・フランシスコ、ネポムセーノ・マリーアナ、レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ホセ・ホアン・ロス・デ・ベソ・パウラ・パウロ、リ・リスト・激オコプンプン丸エクストリーム、ジャクソン、トム、ジム
(中略)
ラザニア、プランティーナ・ラプソディーア・ホ・トトギス、ジュピター
スキル:ナヅケノオウギ
名前を追加できる。また、自身の名前の最初と最後以外をスキルに変更できる。
扇の武器を出す事が出来る。出している間は名前にネームドが追加される
コレは・・・
「あのアホに名前を頼んだ私が馬鹿だった。」
もしかして最初に会った時に『名前は自分で〜』って言ってたのは・・・。
「そう、ミライに頼んだんだよ。そうしたら際限なく付けてた。」
うわー・・・何やってんの、ミライ。
「兎に角、武器と防具は存在を信じた方がよさそう。」
そうですね。
「PVPでも試してみる?」
何度かネームドさんと対人戦を行い武器と防具の性能を試してからメディさんのお店へと戻った。




