セントの塔15階層イレギュラー14
気がついたら200日。
毎度、読んで下さってありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
「見事にバグに侵食されてますわね・・・。ステータスを見れる様にしますわ。スコープ!」
レイカさんが、魔法を使うと巨大ミミズのステータスが現れた。
八゛又ノフ゛土竜
性別:なし
LV.わ33
HP3333/3333
MP35/35
攻撃力:246
防御力:蛇564
魔法力:78
回復力:あ09
素早さ:7
持久力:125
運:?
見た目だけじゃなく中身の方もバグってますね・・・。
「はぁ!?攻撃力が高すぎて私でも耐えられないですわよ!」
動きが遅いのが、せめてもの救いだ。
「それと、あらゆる属性の魔法を当ててますけど、全く通ってないですわね。スキルの魔法罠は足止めにしかなってないですし・・・。」
固定ダメージは試しましたか?
「あの魔法ですわね?ワタクシも使えますわ。」
そう言えば召喚石の呪いバグの状況再現の時に、使ってたな。
ミライ達に関わって碌な目に遭ってないからそんな感じはしないけど、この人やっぱり凄いんだ。
「確か、貴女のステータスの合計値は56でしたわね?ワタクシは1055なので通れば丁度倒せますわね。やりますわよ!まずは・・・インビンジビル!」
私とレイカさんの体が半透明になった。
「15秒間無敵になれる魔法ですわ。効果が切れた後、受けるダメージが倍になるデメリットがありますけど・・・。急ぎますわよ!せーの!」
「「ステータス・アルティ・バァースト!」」
2人で同じ魔法を放った。
魔法は巨大ミミズに直撃し、巨大ミミズは弾け飛んだ。
「この魔法、10秒間、各ステータスが1になる時に体が重くなるから使いたくないですわね・・・。」
え?私は何も・・・。
「適正の問題?癪ですけど、ミライに聞いてみると良いですわ。」
そうします。
デメリットの10秒が過ぎると、ボスのいた部屋とは別の空間に飛ばされた。