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初期設定1


次の日の休み機械を持ってミライが家にやって来た。



「本体の初期設定は終わったね。そしたら・・・こんな時に誰?げぇ婆様・・・はい、もしもし、」

ミライの携帯が鳴り彼女はその前電話に出た。

「わかった。急いで戻るから5分くらい待ってて。・・・ナラ、ごめん!店を手伝わなきゃいけなくなった。何で今日限って店に列できてんだよー!」


ミライの言う婆様が店を構えているのは直ぐそこで窓からそちらを見ると行列ができていた。


「判らない事があったら、メモに書いてあるからみてね。それじゃ、また学校で。」

そう言うとミライは駆け足で帰宅して行った。


寝そべりながら機械を頭に装着した。

するとVR Quest Fantasyというタイトルがでてきた。

『VR Quest Fantasyの世界へようこそ。あなたの名前は?』という音声が流れると同時に文字が視界に出てきた。


ミライが言うにはこの機会はヘッドホンとマイクが内蔵されているらしく、音声認識でいけるらしい。

「たいら なら」

自分の名前を呟くと

『平 奈良ですね?』と返ってきた。

音は合っているが漢字が違う。


『平 土匀ですね?』

我ながら変な名前だと思う。



はい、と呟くと視界は暗くなった。

『チュートリアルを開始します。』

歩くところから始まり、攻撃の仕方やステータスの説明等があった。


結構動いたが体は疲れていない。

ミライが置いていったメモ通りだと実際に身体は動かしていないらしい。




『チュートリアルはこれで終わりです。それでは、VR Quest Fantasyの世界をお楽しみ下さい。』


視界が暗転して次に見た景色は草原だった。

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