表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
195/832

セントの塔■■階層イレギュラー9


「どう言う状況でござるか?」

女神様が皆に状況を説明した。


「それならsinoちゃん、次の階層の偵察をお願い。女神様、セントの塔の管理システムを見ても大丈夫ですか?」

「私の一存ではなんとも・・・。レイモンド氏に確認しないと・・・。」

「問題ないわよ〜。」

まだ通話は切れていなかった。

「伯父さんありがとう。」

「早速、偵察に行ってくるでござる。」

Sinobiさんは次の階層の方へ消えた。


「これが管理システムです。」

そう言って女神様が空中に画面を出した。

「解ってますよ。・・・成る程ね。かなり複雑だ。」

わかるんですか?

「うん、ミライが教えてくれたからね。女神様、外からも修正試みてるんだよね?」

「ええ、我が社の社員が必死にバグを取り除こうとしてますが・・・。」

「内側からしか受け付けないんだね。」

「その通りです。今の私は事情があって十全に修正作業を行う事が出来ないので、ゲーム内の原因を探りに来たのですが・・・。」

「私のスキルで何とか出来ると思う。」

「そうですか。プレイヤー:Sinobiが戻ってきたら作業を開始して下さい。」

「了解です。」

ネームドさんが扇を出して、準備を始めた。



「少々宜しいでしょうか、女神様?」

レイカさんが女神様に話しかけていた。

「プレイヤー:レイカ、何でしょうか?」

「前から思ってるんですが、私と女神様、リアルであった事がある気がするのですが・・・?」

「・・・気のせいでは?」



「女神様、お腹すいたから、ご飯奢って。」

続けてSamuraiさんが女神様に話しかけた。

「・・・後で話し合いましょう。あと、働いたらにして下さい。」

Samuraiさん、知り合いでも無いのに女神様に奢らせようとするとは図太い。

「Samurai、朗報や。早速、働く事になりそうやで。」

「地中から何か来ますわね。」

地面から羽の生えたミミズが数匹出現した。

「ねえ、アレ食べられる?」

Samuraiさん、ゲームの中だから無理です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ