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セントの塔13階層イレギュラー6
焼けた木々の中を歩き、14階層への階段の前に行くと何も居なかった。
「何や?何もおらんやん。」
「確かに居たんですけどね・・・。」
『そうっスよ。・・・ん?』
どうしたの、クロちゃん?
『いや、今何かが動いたような・・・。』
「妖精猫ちゃんもそう思う?」
「ホンマか?」
何かが?それってモンスター?
『それは、ないっス。さっき感じてた気配は無いっスから。』
「プレイヤー:ナラ、プレイヤー:メディ、ここから先、些細な事でも良いので違和感があったら私に教えて下さい。」
『アタシらだと気がつけない事もあるかも何でお願いっス。』
うん、わかった。
13階層は特に何も無く、14階層に進んだのだが・・・。