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セントの塔10階層3



働き熊達が決戦の場を作り上げたのだが・・・。


あれって、土ひょ・・・『ではないっス。』


今からポラリスちゃんがやるのは、す『じゃないっス。』


『養蜂熊円闘技デスマッチっス。何処かの国の国技とは似て非なるモノっスからね。』

・・・。


「クマァ!」

「グルルルゥ・・・。」


「クマァ!」

ポラリスちゃんはボスへとラッシュを浴びせたが、全く効いていない様だ。

「グルル!」

ボスの拳をポラリスちゃんはかわした様に見えたのだが・・・。

「くまぁ!?」

ポラリスちゃんはダメージを受けた。

「くまぁ・・・。」



ねえ、クロちゃん?

『御主人、何処ぞの島国の国技でも無いし、古代からある拳による戦いとかでも無いっス。さっきも言ったっスけど、養蜂熊円闘技デスマッチっス。』

・・・。

「クマァ!」

「グルルルァァァァ!」

『終わったみたいっスね。』

え?何で?何で、ボスの腕が崩れ落ちたの?

『養蜂熊は状態異常回復に弱いんっスよ。』

はい?

『体内に毒を持ってるんっスけどね・・・それ解毒したら絶命するっス。』

え?そうなの!?

それじゃ、ポラリスちゃんに状態異常回復を使えないよね?

『ポラリスは特殊な個体っスから状態異常回復を使っても絶命する事は無いっスよ。』

それなら良かった。

「くまくまぁ!」

ボスは消え去り宝箱が出現した。

宝箱の中からは花でできた冠と紙切れが入っていた。

「クマァ!!」

宝箱の中身を取り出すと、ポラリスちゃんが私を突き飛ばした。

え?何で!?


すると天井に亀裂が入り、人間と巨大な気の根っこが落ちてきた。

ポラリスちゃんは気の根っこの下敷きになってしまった。

早く助けないと!


「ナラ!何やっとるんや!逃げるで!11階層でイレギュラーが起きた!」

人間の方はメディさんだった。


イレギュラーって何ですか?

『御主人、ポラリスを回収してメディの近くまで行くっス!早く!』

え?そんなにまずい状況!?

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