イベント:職人達の後継開始前4
「それは私達から説明させて貰うわ。」
「・・・。」
ピンク色のエプロンをした外国のマフィアみたいな屈強な男性とワイルド系の女性のアバターが部屋に転移してきた。
「あーら、皆、いつぶり?」
男性の方が皆に近寄って話しかけて来た。
「誰?」
本当に誰?
「い・や・だー、毎年会ってるじゃないのー!ミラちゃん、イズちゃん、ジュピちゃん、シノちゃん、レイカちゃん。」
「本当に誰!?」
ミライ以外は心当たりがないらしい。
「・・・レイモンドの伯父貴、アバターなんだから判る訳ないでしょ、リアルより筋肉質じゃないし。双葉伯母さん、ミュートになってない?解らなかったら娘に聞いて。」
ミライは誰だか判った様だ。
「ちょっとぉー!ミラちゃん?オジキは無いんじゃなあい!?」
圧がすごい。
「鏡を見て来て下さい。オジキが似合う風貌の屈強な漢が映ると思うから。」
「レイモンド伯父さん!?」
「言われれば伯父上に見えなくもないでござるが・・・。」
「うん、喋り方レイモンド伯父さん。」
「何故、叔父様と叔母様が、ここに居るのですか?」
「それは・・・言っていいか?」
イルドさんは女神様に確認した。
「ええ、構わないですよ。ワタシの正体に触れさえしなければ。」
正体?
「こっちの話です。2人が来たなら私は休みますね。後は頼みましたよ、イルド。」
そう言って女神様は居なくなった。
「初めましてナラちゃん、そして可愛い姪子ちゃん達、お久しぶりねぇ。私はライスカンパニー社社長のレイモンド海堂、隣に居るのは妻で副社長の海堂双葉。そして、そこに居るイルドの両親よぉ!」
・・・情報量が多い。