ホラーイベント:隠しボス・答えあわせ
皆、ありがとう。
「こちらこそ。さぁ、ラストスパートだ。」
そんな事を口にしながら各々この場を離れた。
「答え合わせしてもいい?」
うん。
「まず、ギルド職員風の人に文字でアンデット特性を付与したね?」
うん。
「そうしたらイベントアイテムのお祓い棒を使って固定1ダメージを蓄積して、体力が無くなってきたら謎のアボガドで回復させて、更にダメージを蓄積していく。」
うん。
「その間、ナラはアタシにカウンターを誘発させる為に、攻撃を仕掛けるんだけど・・・ナラの今のステータスって、全部同じ数値だよね?」
そうだよ。2回目でバレちゃったけどね。
「アルティの方が、ダメージが入るのに、ドロップの方だったから変だなって。ステータスの差が存在しなきゃノーダメージだもの。普通そんな使い方しね。受付嬢の姿に変わったアタシは受付嬢からのダメージを倍で受けるから、蓄積したダメージを全て私に与えて終わり。この作戦は猫の知恵?」
違うよ。クロちゃんはヒントをくれたけど、答えは私達で出した。
「そうか。臨時のクランはどうするの?」
うーん、私は1人でのんびりやりたいから抜けるつもり。
「そうなんだ。イベント終了時間だね。」
イベント終了時間になりました。
結果は一時間後になります。
「さ、いつものところに行こう。」
いつものところ?
どこだろうと考えていると、通話のコールが鳴った。
『うちはアンデットお断りや!ミライ、成仏しいや!』
メディさんはそれだけ言って通話を切った。
「じゃ、行こうか。」
え、大丈夫なの?
「イベントが終わってアンデット属性は消えてるから大丈夫だよ。」
ミライと2人でメディさんのお店に向かった。