ホラーイベント:隠しボス7
「さて、黒猫、あの人はアンデットの力を使ってるのか?」
『使ってるっスよ。複数の不死の化物の力を行使してるっス。』
「異常な再生力・・・吸血鬼か?」
『岡っ引、正解っス。十字架の武器があれば特攻が乗るっス。このクランのメンバーで2人、持ってるっスよ。頑張るっス。』
そんな武器持ってる人いたっけ?
『いるっスよ。』
誰と誰だろう?
「うほほほぉほ?」
Go-rillaさんがクロちゃんに話しかけたが何を言ったんだう?
『そうっスね。召喚と不意打ちは、ぬらりひょんの力っス。』
「うほほほ。」
『召喚は開幕使ってくるからどうしようもないっス。』
・・・何で会話できてるの?
「うほほほほ?」
『不意打ちの方は各々やり様方は変わるけど、一度見れば全員、対処可能っス。』
え?私も?
『御主人は前に一度見てる筈っスよ?』
見てる?
『黒の・・・。』
あのお爺さん、妖怪だって言ってだけど、ぬらりひょんだったの?
『そうっスよ。アタシを撫でてたから忘れてたみたいっスけどね。』
召喚されてたら勝ち目なくない?
『その辺りは赤いのを出しとけばどうにかなるっスよ。あ、イベントは赤も黒も呼べ無いっスからね。』
ドレアッカさんとお爺さん、呼べ無いんだ・・・。
呼べれば強いのに・・・。
『基本、塔の守護者はイベント参加は不可っス。』
そうなんだ、残念・・・。
「私たちに変身してきたと言う事は・・・」
『ドッペルゲンガーっスね。』
ドッペルゲンガー?
「自分とそっくりの姿をした生霊の類かな?死の前兆とか言われてたりするけど、そこの所は大丈夫なの?」
応援さん、解説ありがとうございます。
『2回見られたら即退場なんて理不尽は無いから安心するっス。それと、変身されてる当人が攻撃すれば、いつもよりダメージを多く与えられるっスよ。』
成る程。
「私に変身されたら厳しくない?」
受付嬢さんがクロちゃんに質問した。
確かに、カウンターをされたら厳しい。
クロちゃん、何か対策はある?
『対策はあるっスよ。あの象の裏をかけばいいっス。御主人は確実に可能っス。』
私?
『よ〜く考えるっスよ。』
一体どうやって・・・。
『アタシが答えるのは簡単っスけど、今回は御主人達だけで考えて攻略してみるっス。』
そう言ってクロちゃんは箱の中に戻ってた。